世界の人口68億人のうち、10億人が飢餓に苦しんでいるという。飢餓人口はアフリカ南部に集中しているが、発展著しい中国にも、先日2016年のオリンピック開催国に決まったブラジルにも飢えている人はたくさんいるらしい。
地震などの災害が起こると、世界的に救助活動が行われる時代になったが、飢餓問題はどうして改善されていかないのか。日本ではこれだけ食べ物が捨てられているのに、なぜそれを凍結して飢餓の人々へ回せないのか。子供にこう聞かれたら、どう答えたらいいのだろう?
貧しい国を中心に世界の人口は毎年8000万人増えているそうだ。来年の今頃は、世界の人口は69億人になる。大変だ、大変だ、と書いてある。
つまり、人間の誕生をただ喜んでいるわけにはいかない、ということだ。
一方、人口が減少しはじめた日本では、国力を保つために、子供を産みやすい環境づくりが推進されている。
命の重みが生まれる国によって違う、とみなされる現実をどう呑み込めばいいのだろう。
世界の歪んだ仕組みについて、自分なりに考えてみたい。
(つづく)