gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2017.2

7 years old

この1年間も陽向をたくさん成長させてくれた。周囲の環境に感謝します。一緒に話せる時間がどんどん愉しくなっていく。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス…

人と会うこと

積極的に人に会うことを始めた。新しい出会いは、ぼくの視野を拡げてくれる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

時間と語る

世界に在るものは どんなものでも歳月が経つにつれて 多くを語ることができるようになる 饒舌になるわけではない いたって静かに、 ・・・もっと言えば、 しゃべることなく語ることができるようになる 訪れる人は 耳を澄まして、その声なき声を聴き、 声なき声…

コマ

陽向とコマを回して遊ぶ。子供のころ、コマを回したことは思い出せない。やってみたら、けっこう楽しい。よく回るかどうか、放すときの緊張感もよい。陽向に勝ったり負けたり。遊んでやる、というけれど、案外自分の方が楽しんでいたりする。 ← 創造性の連鎖…

伝える

だれかが未来へ向けてのビジョンを持って活動することが、他人のビジョンにも影響を与えて、その人の周辺から同心円状に広がって、よりよい世界をつくっていく。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジ…

グラスの光

アーティストの千田泰弘さんとBar Archamへ。グラスに反射する赤い光がなんともきれいで、ずっと眺めていた。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

らくがきの空間

千田泰弘さんの話によると、プラハに落書きや貼り紙で埋め尽くされた壁のあるバーがあって、そこがとても魅力的らしい。長い時を経て、姿を変えてきた壁。人間ではなく、壁に意志があるかのように感じられることの心地よさ。ぼくらがつくった店が、そんな店…

意味の変容 メモ

今目の前にある意味を取り去って、構造することで、新しい意味が得られる。意味を取り去る人には感性や直観が求められる。頭の中になにか新しいイメージが降ってきて、ぼんやりとしたゴールが見え隠れする。そこで消えてしまうこともあるし、だんだんと明瞭…

死を近くに感じるとき

死を近くに感じるのは、一瞬の先が予見できないときだ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

車社会の未来

車社会の未来について、四駆で自然の中を走るのが好きな古くからの友人が語ってくれた。彼は、四駆をEV化して南極を走ることを目標に、仲間を集めて独自の研究と活動を続けている。彼は、やがて車のサスティナブル化は完了するだろう、という。その後の問題…

人間として

人間として、どのように行動すべきか?ぼくらは、急遽その判断を迫られることがある。そして、そのときに、何かに足枷をされている自分に気づくことがある。足枷のない人になりたい。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験…

1%の勾配

水道工事屋さんが言うには、排水管に1%の勾配をつけて流すのは、それが最低限の数字というよりも、最適な数字ということらしい。勾配が急な方が水の流れがよくなるのは自明だけれど、急すぎると下に溜まった汚れを乗り越えて勢いよくながれてしまう。1%…

寒い日のエアコン

寒い日にエアコンをつけると、まず冷たい風が出てくるそうだ。これを霜取り運転というらしい。暖房のためには、室外機の中の冷媒の温度が外気よりも低くないと、外気中の熱を取り込むことができないが、冷媒と外気の温度差により、室外機に霜がつく。それが…

バレンタインデー

コンビニでその季節であることを感じるのみで、ただ過ぎていく公的な記念日や行事があまりにも普通になってくると、スタッフの女性がバレンタインデーにお菓子を焼いてきてくれたりすることがとてもかけがえない行為に思えてきて、うれしい。何事もポジティ…

一口に青といってもいろいろある。自分が欲しい青は、どんな青だろう?と考え込む。しばらくDICのカードでそれを探す。そんな時間は実はとても豊かであることを知る。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオ…

余裕

だんだん焦ることがなくなっていくのは、どうしてだろう?保証はされていないのに、どうしてこんなに落ち着いていられるのだろう?きっと年を取るとは、こういうことなんだろう。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しな…

風にさらわれた帽子

草原の道を行きながら、青い空に白い雲が流れるのを見上げたとき突然の風がぼくの帽子をさらう 帽子はくるくる回りながら空高く舞い上がり遠くへ飛んでいく ぼくも帽子を追いかけて走り出していた風に背中を押されて、いつもよりも早く走っているように感じ…

やりなおす

あの時間に戻ってやりなおしたい、という人がいる。ぼくは、それはご免だ。今と未来のことだけを考えたい。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

密雲

森敦の本には、普段の生活ではあまり目にしない文字が散りばめられている。例えば、「光の立つ密雲」という言葉の並びに、漢字と平仮名が混じる美しさを感じてしまう。森敦の旅のような人生の中で出会った風景を、書かれた本を通して追体験しているのかもし…

ハンガー

服を掛けるハンガーというものは、人の肩の代わりである。宙に浮いている。吊り下げられることで、服は汚れることも、皺になることもない。人が着ない間、人の代わりに着ていてくれるものでもある。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ←…

リアルな空間

私はニューヨーク州バッファローで建築を学ぶことになって、廃墟のような町で、模型の材料集めにスクラップヤードに通った。うず高く積まれた、捨てられたもの、の山には、ベンツのボディとファミリーカーのボディが何の区別もなくただの鉄の塊として積み上…

間違えたカエルたち

夕暮れ時、陽向との帰り道、青山墓地の小道の真ん中で3匹のヒキガエルがうずくまっていて、ぎょっとする。昼間、久しぶりに暖かかったから、春が来たと思って、冬眠から覚めて外へ飛び出したカエルたちなんだろう。夕方、寒くなって動けなくなったに違いない…

外部的なるもの

外部的なるものが欠けている全てのものは、リアルでない。リアルでないものには、心が動かない。心が動かなければ、人間は前に進めない。前に進めなければ、生まれてきた意味はない。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験…

甘え

工事現場で働く職人さんは、通常、作業のときに何をつくっているか、という全体性を考えない。逆に言えば、全体性を考えないことで、作業自体の効率は上がる。だから、全体性と関係することを求められないのだ。「意味を取り去らなければ、構造できない。構…

夫婦

ぼくら夫婦のように、毎日24時間一緒にいる夫婦を他に見かけることはない。常識的には、寝ている時間を含めても毎日12時間一緒にいれば長い方かもしれない。それで普通の夫婦の2倍は一緒にいることになる。起きている時間だけを考えれば、普通は毎日4…

働く場所

働く場所はこうありたい、という意見はさまざまだろう。ぼくは、店舗空間にもオフィス空間にも、大きく分けて次の三つの要素があると思う。 1.機能的要素・・・機能に関わるもの。これがなければ、営業が成り立たない不可欠要素。 2.一般的要素・・・誰にでも…

自然に似せたもの

自然に似せたものにも、いろんなものがあって、一概にそれらをフェイクとはいえない。そして、フェイクか、そうではないか、などさしたる問題ではない。憎むべきことは、閉じていることだ。もしくは、閉じる方向へ動こうとすることだ。その自然に似せたもの…