gridframe001の日記

とりかえのきかない世界を生きるために

2017.10

稽古

演劇の稽古場を覗くことがあった。ぼくは、どうやら本番よりも、稽古場を観る方が好きらしい。そこで響きわたるセリフに、鳥肌が立った。真剣な顔。緊張感。床を滑る靴の音。監督の大声。本番では、見せてはならないものがそこにある。 ← 創造性の連鎖でつく…

ひとつひとつ

たくさんやるべきことがあったとしても、ひとつひとつ、集中していくしかない。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

希望

行けそうな気がする。それが希望。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

木の実

協力会社の建築設計事務所のNさんは、設計のお仕事の合間に、公園の木の実を拾い集めて飾りをつくっていらっしゃる。今日、木の実を分けていただいた。そんなお時間を分けていただいている気がして、なにかゆったりとした気持ちになった。拾い集める、とい…

なぜ行き詰るのか

大量生産再考

世界がよくなっていくために、モノがどのようにつくられるべきか、を考えることは、モノをつくる人間にとっては当然の義務だと思う。ぼくは、機械によってそのほとんどがつくられる大量生産品のみに囲まれた生活はさびしいと感じるし、だからといって、精魂…

隠れた一次的欲求

現状回復

難あり物件

褒められたとき

陽向は、あまり褒められることを喜ばないように映る。褒められたいと思って頑張る、ということをしないから、なかなか大人は彼を導きにくい。ぼくは、単純に褒められると木に登るタイプの人間だから、大人は楽だったろう。なんにしろ、頑張ることができてい…

メロディ

ぼくは、リズムよりもメロディの方が大事に思える。途切れてもいい。ゆっくりと囁くような音が、メロディを奏でるのが、好きだ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マ…

リノベーション

より住みよくつくりかえること。その行為が、「新しくする」だけでなく、「時間を取り込む」ことを含みこむならば、時代は確実に進んでいくと信じる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材に…

墜ちていくこと

没落感。墜ちて動かなくなること。それもよい。その位置から、世の中を見ようとするのがよい。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

上昇志向

「上昇志向はみっともないでしょ」とその人は言った。確かにそうだ。自分が上昇することが、他人に関係のないことである限りは。そんなものが胸にあることを感じることすら、不快だ。社会全体を押し上げていくような志向だけが大事だ。その根本には、社会全…

小さな大人

陽向には小学校に入学したときから、「これで君は、小さな大人だ」と言い続けてきた。1年生の時の担任の先生に、陽向が「ぼくは小さな大人だよ」と言ったら、「大きな赤ちゃんでしょ」と言い返された、と報告してきた。「いや、君は小さな大人だ」とぼくは…

自信

陽向とマンカラというゲームをするのは愉しい。本気でやってもかなわないからだ。勝つためのパターンが頭の中に蓄積されているのが分かる。勝てると思っても、逆転されたりすると、悔しいけれど、こんなにうれしいこともない。このゲームをやっていると、陽…

腹をくくる

腹をくくる、とはどういうことか。責任はぼくが取ります、ということだろう。その感覚が、欠如している人とは一緒に仕事ができない。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン…

子育ての空間

子供を「小さな大人」と見なすこと。大人の空間で、子供を育てる。ぼくにとっては、これが理想だ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

子供たちの空間

大人がつくる子供たちの空間は、どうも苦手だ。あの、過剰に守られるような空間がイヤだ。大人の空間で、普通に育ってきた時代がよい。子供たちは、その能力を持って生まれてきているのに、と思う。結局、大人の仕事が、責任を逃れることを第一義になされる…

荒廃と希望

荒廃した建物に人が集まって、そこで積極的に生きようとする姿勢が生まれると、その途端に、荒廃という言葉が消えてしまう。そこには相変わらず混沌があるけれど、その混沌は、むしろ人に希望を与える力を持つのだろう。混沌に秩序を与えるのが人の本然なの…

生かされること

ぼくらにコントロールできることは、それほど多くはない。生かされている、ということの不思議について、誰もが思いを巡らしたことがあるだろう。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による…

音が反響する部屋

音が反響する空間で話をすると、目の前にいる人の声が遠くから聴こえてくるように感じた。リアリティを失って、だんだんと眠気に誘われる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デ…

強くなりたい

陽向は「強くなりたい」という。明日から早朝公園へ行って、蹴りの練習をすることになった。蹴ってくる友達がいて、蹴り返したいとのこと。やられたままでいるわけにはいかない。よし、一緒にやろう。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム…

映画 二つ目の窓

2014年。河荑直美監督。東京の暮らしと、奄美大島の島暮らし。人は何かが動いていないと暮らしていけないのかもしれない。東京では時間が止まっていても、モノが動く、人が動く。島暮らしでは、モノも、人も動かない。だから、時間の動きに心が向くのか…

見えない未来

未来を帰納法で閉じていくのか、演繹法で開いていくのか?演繹法によって得られたアイディアで未来を拓こうとする姿勢を、帰納法で見て「どうせ」「所詮」などと言って大人ぶるのは簡単だ。でも、自分がそんな簡単な話をしているのに気づかない瞬間があるの…

発明家

かつては、映画や漫画で発明家がよく登場した。ちょっと、コミカルで淋しい存在として扱われていた。荒唐無稽なものをつくり出しては、普通人にたしなめられる。そんな役柄だった。そんな人たちが今もいるなら、会いに行きたい。憧れの存在だ。 ← 創造性の連…

つながること

海の泡から星が生まれたかのようだ。満天の星を見上げた後に、海へ潜るとそんなふうに星と泡がつながる。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

価値判断の基準

人の本然が端的に表れるのは、その人の価値判断の基準が露呈したときだ。 ← 創造性の連鎖でつくる店舗デザイン:グリッドフレーム ← コラボで実験しながらつくるオリジナル素材による店舗デザイン:マテリアルス実験工場

ペガサス

ギリシャ神話に出てくるペガサスは、戦士ベレロポーンを乗せて飛び回り、たくさんの勝利をおさめる。最後に、ベレロポーンはペガサスから振り落とされて墜ちて死ぬ。ベレロポーンは、神になろうとして、天に昇っていく途中だった。末路を結論として見るべき…

天運

運勢などには興味がなかった。しかし、運はあると信じている。その傾向も、やはりあるのだろう。それを知ることに時間をかけたいとは思わない。リスのように、木の実を求めて地面を走り回る。ときおり、木に登って、上から位置を確かめたりするけれど、翼は…