衣・食・住が生活の基本と小さな頃から教わってきた。
コロナ後の世界を見据えようとすると、単純にこの3つが揃えば生きていける、という観点で自分たちの暮らしを考えてみてもいいかもしれない。
そのとき、おカネって、いったいどのくらい稼ぐ必要があるのだろうか?
まずは、衣。これは、今持っている服で大体生きていくのに十分だとすれば、今後特にお金は必要ない。生きる、という意味では、破れたら自分で縫うことくらいはできる。
次に、食。これは、きっと新しいことを始めなければならないときだ。日本の食料自給率は40%と言われているが、コロナによって海外からの輸入分が確保されるのかは、大丈夫だと言っている人もいるが、コロナ問題自体が予測されなかった事態としてあるのだから、何が起こるか分からない、という前提で動いた方がいいと思っている。
で、小さな畑を借りることにした。どのくらいの量をそれで賄うことができるか、実際に動いて知っていきたいと思う。
また、自然に生えている植物の中で食べられるものが分かるように。
20代で志していながら、ちっとも真剣にやってこなかったことを、これを機にしっかりやってみたい。
自給自足。それをイメージできるようになりたい。これができると、人間はずいぶん自由になれるんじゃないだろうか。
最後に、住。これも根本から考え直したい。仕事のために都心に事務所を借り、工場を借り、住まいを借りて支払ってきた家賃は、会社を興して以来2億円に近い。
他に方法はないのか?コロナ後も疫病の恐れは続くなら、郊外へ出るのはどうか?
ならば、土地を買って終の棲家を自分で建ててもよいかもしれない。
・・・と、書いているうちに愉しくなってきた。